RYU'S MESSAGE / TOPICS

2021/12/24 RYU FRIENDS限定プレゼント企画のお知らせ

         

毎年恒例のRYU FRIENDS限定のプレゼントをご用意いたしました。
 

(応募期間:2021年12月25日(土)~2022年1月7日(金))

~RYU FRIENDS限定 お年玉プレゼント~
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2020/12/25 RYU FRIENDS限定プレゼント企画のお知らせ

         

毎年恒例のRYU FRIENDS限定のプレゼントをご用意いたしました。
 

(応募期間:2020年12月25日(金)~2021年1月5日(火))

~RYU FRIENDS限定 お年玉プレゼント~
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2020/12/15 五嶋龍からのメッセージ

         

日本の皆様、RFの皆様

 

あと半月で2021年になります。今年は五嶋龍デビュー25周年のツアーが最後までできるかどうかと主催者やファンの方々にもご心配をおかけしましたが、無事終えることができました。
 

ファンの方々のガッツがコロナであろうが武漢であろうが、有無を言わせなかったのでしょう。
僕はそう思います。気力だけで健康維持ができるとは毛頭信じていませんが、目的があればそれに備えてより注意するものでしょう。
 

戦いに勝たなければ、と睡眠を十分にとって、来年に備えてくださいね。僕は寝正月(冬眠)をお勧めします。NYも寒くなってきました。
 

どうぞ良いお年をお迎えください。今年も本当に有難うございました。

 

 

2020年12月15日    五嶋 龍

2020/11/17 五嶋龍からのメッセージ

         

日本の皆様、RFの皆様

 

ヨハネス・ブラームス(1833 – 1897)は3大作曲家と知れ渡る大御所。例外がないくらいに彼の作品はベートーヴェンからの流れが、明確なドイツの形式美にズーンと座しながら、純クラシック・ロマン派を象徴して残る。彼はモーツァルトのように、周りの要求にさえフレキシブルに対応した曲を難なく綴ったのではないと思われるのには、原譜には、試行錯誤と彼の究極を求め続けた跡がある。僕だけでなく彼の音楽にハマる理由の一つとして、喜びに対しては悲しみ、より、喜びに対する諦め、諦めに対しては願望、それぞれに理由があってその経過に宿命が潜む。ドビュッシーはボブカットスタイル(他の肖像画もあるが)でちょうどだが、ブラームスはそうはいかない。ちょっとやそっとでは大衆ににっこり、なんて。

 

ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調は、スイス滞在の折、友人で音楽学者カール・フェルディナント・ポールの訃報にあい、傷心の中で書き上げられ、指揮者のハンス・フォン・ビューローに献呈された。
 

第1楽章 Allegro
第2楽章 Adagio
第3楽章 Un poco presto e con sentiment
第4楽章 Presto agitato

 
ブラームスのアップビートとシンコペーションが彼の息遣いに沿って、ぎこちなく続く。

 

 

 

2020年11月17日    五嶋 龍

2020/11/16 五嶋龍からのメッセージ

         

日本の皆様、RFの皆様

 

ツアーで配るプログラムには3曲だけを載せてもらった。
3曲?そんなはずないでしょ!ですよね。
でも、何が起こっても不思議でない時節、急に休憩なしの1時間プログラムに、と決めなければならない場面がないとも限らないし、プログラムが短めになることはあっても普段より長めにはならないだろう。あれこれ考え、絶対に弾く3曲をプログラムに載せた。
ドビュッシー・ソナタ、岩代太郎 “F50”、ブラームス・ソナタ3番、だ。こうして横書きにすると“F50”の形相が違う。「F」フクシマ。「50」は原発事故に携わった人々が約50人だったことから事実に基づいて映画化された“Fukushima 50”の音楽を担当した岩代太郎がこの25周年ツアーを機会に書下ろした曲である。
映画は、2011年に起こった東日本大震災の引き起こした津波によるフクシマ第1原子力発電所事故の現場を通して、自然の有り様から言えば微塵にもならない人間に与えられた終焉までの時間を、津波、地震の悪霊の前に身を投じて賭ける男たちへの賛歌だと思った。ダイナミックなフクシマ50のサウンドトラックは、映像と観客の間に不可欠な薄絹の様に揺れるものであったと僕なりに解釈している。事故から10年が経とうとする今、我々は何を知り学んだか、知ろうとしてきたか。この“F50”はそれを問い続ける岩代の抒情詩ではなかろうか。
 
 

 

2020年11月16日    五嶋 龍

2020/11/13 五嶋龍からのメッセージ

         

日本の皆様、RFの皆様

 

来週11月21日(土)にスタートする僕のデビュー25周年リサイタルで演奏する曲について、少し紹介したいと思います。

 

クロード・ドビュッシー(1862年~1918年)は本人が好むと好まざるかは別として、印象主義音楽家と呼ばれる。印象派(印象主義)という表現はもともと、新進画家グループ(モネ、ドガ、セザンヌら)に共通したジャポニズムの表現に端を発するものであり、音楽においてもドビュッシーを筆頭として当時フランスから発信されたクラシックから近代への潮流となるファッションとなった。

 

1917年5月5日、ドビュッシーは彼の最終作となったヴァイオリン・ソナタト短調のピアノ・パートを初演し、それが彼の演奏家として最後の公式の場となった。

 

第1楽章 Allegro vivo
第2楽章 Intermède. Fantasque et léger
第3楽章 Finale. Très animé

 

1867年に開催されたパリ万博に出展された日本の伝統ある陶器や葛飾北斎の芸術に心を奪われたのは、交響詩「海」のスコアの表紙に北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」を用いたことからも覗われる。子供のころから船乗りになりたいという夢があったと伝えられているが、兎も角彼の音楽の流れは「水」の印象に裏付けられているように思う。人間ドビュッシーを語る時、彼は自由人というか、女性に関しても水の戯れのようで感心される行動はしなかったのも知られるところである。

 

絵画を初め、音楽にも影響を与えた日本独自の伝統芸術が単に異国の珍しい逸品として多くの精鋭がそれに魅せられ、愛しただけでないのは素晴らしいとしか言い表せないことだが、同時にパリ万博で演奏されたガムランの音楽にも多くの芸術家が興味を持ったのを考え合わせると、一体彼らはインドネシア、ジャワの影絵(ワヤン・クリ)で表されるインド古代の抒情詩と混同はしなかったのか。と、ふとあのエキゾチックでコケティシュな見事な動作が目に浮かぶ。

 
ともあれ、このソナタはヴァイオリンの音色が自然で美しく、長くない全楽章に居眠る暇なく終わるのもおしつけがましくなく、、、、大好きな曲の一つだ。

 
 
 

インドネシアの影絵 ワヤン・クリ

葛飾北斎 富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」

 
 
 

2020年11月13日    五嶋 龍

2020/10/30 五嶋龍からのメッセージ

         

「私の一票が大統領を決める」

 

日本の皆様、RFの皆様

 

2020年春の風が、大して分厚くもない鋼のカーテンで遮られよどんだ。太平洋の向こうでも、ケープタウンと南極の境目か、オーロラの向こうでか、ぬめっとした体温の百面相の奴らは四季をも手中に収めた。そうだろう、そうだったろう。命を吸い込んだ地面に枯れ葉がへばりつく。セントラルパークの携帯電話の向こうで宙を掴んでいたのは誰。手も差し伸べられなかった人間たちが「恐れることはない」という。戦争を知らない僕たちのように。ひるむ姿を見せようものなら、パワーゲームは終わりか。そんな平和を語りたくはない。大統領選挙の期日投票に無言で並ぶ人々。
次回から、25周年ツアーに弾く予定の曲について書きます。

 

 

延々と続く期日前投票の列

 

2020年10月30日    五嶋 龍

2020/10/03 KADOKAWA presents「五嶋龍デビュー25周年ヴァイオリン・リサイタル」─ 埼玉公演のチケット発売のお知らせ

         

本日10/03(土)12時から「デビュー25周年リサイタル」埼玉公演のチケットが発売となります。
 
KADOKAWA presents「五嶋龍デビュー25周年ヴァイオリン・リサイタル」
 
【埼玉公演】
日程:2020年11月27日(金)18:30開演
会場:ところざわサクラタウン ジャパンパビリオン ホールA
プレイガイドURL:https://eplus.jp/ryugoto/
お問合せ:KADOKAWAイベントサポート https://wwws.kadokawa.co.jp/support/mf/

 
そのほかの公演につきましては、チケットの販売状況は公演により異なりますので
各ウェブサイト等でご確認ください。
https://www.ryugoto.com/concertinfo/

2020/10/01 ピアニスト変更のお知らせ

         

五嶋龍デビュー25周年リサイタル・ツアー ピアニスト変更のお知らせ
 
新型コロナウィルス感染症対策による外国籍の方の新規入国制限措置により、
マイケル・ドゥセク⇒鈴木隆太郎 に変更となりました。  
 

鈴木 隆太郎 (ピアノ)
Ryutaro Suzuki, Piano

栄光学園高等学校を卒業後、渡仏。パリ国立高等音楽院でB.リグット、H.カルティエ=ブレッソン、M.ダルベルト、M.ベロフに師事。現在はE.ヴィルサラーゼに師事し、パリを拠点に演奏活動を行う。イル・ド・フランス国際ピアノ・コンクール第1位、エミール・ギレリス国際ピアノ・コンクール第2位、ヴァルティドネ国際音楽コンクール第2位等、受賞多数。東京フィル、神奈川フィル、コロンビア国立響、ルイジアナ・フィル、オデッサ国立管等と共演するほか、フランス国営ラジオ等に出演。室内楽でも五嶋龍と共演を重ねる。2017年にクラヴェスよりデビューアルバムを、2020年にオルトゥスから2ndアルバムをリリース、高評を得る。

2020/09/20 五嶋龍からのメッセージ

         

日本の皆様、RFの皆様

 

毎土曜午前中のセントラルパークでトレーニングする空手の練習に慣れた頃、ジャンボシャボン玉Guyも失せて、ぎっちょのウェスタンバイオリン弾きが休みなくイヤに開放弦を使って、ジャージャーと左手の弓が弦をこすってる。見上げるリス。ここのリスは冬支度が要らないんだ。
 
マーケットに並んだハロウィーン用のパンプキン。特に今年のフードコーナーは盛沢山。
収穫の秋のアメリカを写真に撮ってみたものの、これにどれだけの農薬が吹きかけられた?
化け物南瓜に見えてきた!アンバランス。
 

 

 

2020年9月20日    五嶋 龍

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